
夏や冬の終わりは暑さ・寒さが落ち着いて過ごしやすくなります。しかし朝晩や日ごとの寒暖差が大きくなるため、温度変化に体がうまく適応できず体調不良を起こしがち。
温度の急激な変化は、自律神経を乱し、体にストレスを与えます。とくにストレス解消を食に頼りがちな人は要注意!季節の変わり目で太る原因になってしまいます。
さらに遺伝子の型によってはストレスを感じやすいタイプであることも…季節の変わり目で太る要因と予防方法をご紹介します。
ストレス太りとストレス遺伝子
ストレスを感じやすい人は、季節の変わり目に太りやすいタイプです。以前、ストレス耐性に関するMAOA遺伝子について記事にしましたが、遺伝子タイプ的にストレスを感じやすい人は、ストレス太りになりやすいといえます。
寒暖差やストレスが自律神経を乱す
3~4月、6~7月、9~11月は気温が大きく変化する時期で、1か月に5度以上の変動がみられることもあります。この時期が「季節の変わり目」といえます。
昼間はTシャツ1枚で十分なのに、夜は上着が必要、昨日は暖かかったのに、今日は寒い!といった大きな温度差があると体調不良を起こしやすくなります。これは自律神経の乱れによるもので、「自律神経失調症」といいます。
自律神経のしくみ
自律神経には活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経があります。この2つの神経は体温調整や代謝にも関わっており、激しい寒暖差によって頻繁に神経が使われます。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、「自律神経の乱れ」を引き起こし、体調不良になるのです。
自律神経を乱すのは寒暖差だけではなく、ストレスや生活リズムの乱れ、睡眠不足、ホルモンの影響などがあります。ストレスを感じやすい遺伝子タイプを持つ人は、自律神経を乱しやすい体質といえ、季節の変わり目に体調を崩しやすくなります。
ストレス太りのしくみ
人はストレスを感じると、ドーパミンというホルモンが分泌されて食欲を増大させます。さらに食欲をコントロールするレプチンというホルモンの働きがストレスによって鈍くなるため、余計に食欲がわいてきます。この傾向が強い人は、ストレスを食欲で解決しようとしがちになります。
温度変化でストレスを感じ、食欲を抑えられずに太ってしまい、太ることにまたストレスを感じる……という負のスパイラルにハマってしまう恐れがあります。これが季節の変わり目に太る原因です。
ストレス太りを防ぐには?
ストレス太りにならないためには、食べる以外のストレス解消法が必要です。ダイエット中の方は、ストレス解消につながるダイエット方法ができればベストですね。
スポーツなどで体を動かすのが理想ですが、運動が苦手な方は家でもできるストレス解消法を考えてみましょう。
犬や猫が好きな方なら、動物の動画などを観ると癒されるはず。動物と触れ合える場に出かけてみるのもいいですね。音楽を聴く・カラオケで歌うのもストレス解消に効果的です。
なにより大事なのは楽しむことです。悩みや嫌なことを一切忘れて楽しめる時間を過ごすことがストレス解消になります。
太る要因やストレスの感じやすさには遺伝子がかかわっている
ストレスの感じやすさ、どういった要因でストレスを感じるのかは遺伝子が関係しています。ストレスの受けやすさ、落ち込みやすさ、ネガティブ思考など、性格に関する遺伝子はいくつも発見されています。 遺伝子のタイプによって有効なストレス解消法も変わってくるでしょう。
また、遺伝子の型によって太る要因も違い、有効なダイエット方法も異なります。 誰にでも通用するストレス解消法・ダイエット方法はありません。自分に適したものを見つけるには、遺伝子に聞いてみるのが一番です。
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