運動効率を決める!?スポーツ遺伝子PPARGC1Aの特徴!

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人間は自らの筋肉を動かすことで運動を行いますが、運動を行うためにはエネルギーを必要とします。さて肝心のエネルギーですが、これは筋肉細胞中に存在するミトコンドリアが生成しています。

このようにミトコンドリアが酸素からエネルギーを生成する能力のことをエネルギー産生力といい、この力が高いほどより長く運動することが可能です。

エネルギー産生力から分かる運動能力

エネルギー産生力が高いことは、同時にミトコンドリアの増殖させる力も高いということができます。体内のミトコンドリアの量が多いほど、運動効率がよくなります。

ミトコンドリアの生成はPGC-1αというたんぱく質によって調整されており、そのたんぱく質はPPARGC1A遺伝子に定義された内容によってその性質が決まります。

エネルギー産生力の低い SS型

エネルギー産生力が低いため、筋肉細胞中のミトコンドリアも生成量も少なめ。つまり、その分運動できる時間が短くなるため、運動効率が落ちてしまいます。

  • ミトコンドリアの生成量が少ない
  • 瞬発力を必要とする運動に向く

このタイプに属している方は、短期間の運動に適しているタイプということができます。

エネルギー産生力の低さを活かせるスポーツや運動

エネルギー産生力が低ければ、瞬発力の必要なスポーツや運動に活かせます。瞬発力が生かせる運動は短距離、あるいは一瞬のパワーを必要とするものです。

  • 水泳短距離、陸上短距離
  • 柔道、空手、ハンマー投げなど

エネルギー産生力の高い GG型

エネルギー産生力が高く、筋肉細胞中のミトコンドリアも生成量も多くなります。ミトコンドリアの量が多いことから、体を動かすためのエネルギーを長く生成できるため運動効率が最も良くなります。

  • ミトコンドリアの生成量が多い
  • 持久力を必要とする運動に向く

このタイプに属している方は長く運動を続けることができることから、持久力が要求される運動に適しているタイプということができます。

エネルギー産生力の高さを活かせるスポーツや運動

エネルギー産生力が高ければ、持久力を必要とするスポーツや運動に活かせます。持久力が要求される運動は長距離かつ持続的な運動を必要とするものばかりです。

  • 水泳長距離、陸上長距離
  • マラソン、トライアスロン、競歩など

標準的なエネルギー産生力を持つ GS型

エネルギー産生力は標準的であるため、筋肉細胞中のミトコンドリアも生成量も平均的。ミトコンドリアの量は多からず少なからずというところ。エネルギー産生力の低い方よりは長く、エネルギー産生力の高い方よりは短く運動を続けることができます。

  • ミトコンドリアの生成量が標準的
  • 瞬発力・持久力の双方が要求される運動に向く

短期的な運動、あるいは持久力を必要とする運動に適しているタイプということができます。

標準的なエネルギー産生力を活かせるスポーツや運動

標準的なエネルギー産生力があれば、瞬間的な運動を必要とする運動や持久力を必要とするスポーツや運動に活かせます。そのような運動には中距離、あるいは局所で瞬間的な判断を求められるかつ長時間の動作を必要とするものです。

  • 水泳中距離、陸上中距離
  • ラグビー、テニス、卓球、ボクシングなど

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