有名人の男女関係は、いつの世の中も例外なく報じられますね。そのスキャンダルやもめ事の中心は不倫や浮気。それが原因で離婚にまでつながる夫婦も珍しくありません。これは、きっとこの先も変わらない事なのでしょう。

しかし、報道されないから話題にならないだけで、一般人の我々にも同じことがいえます。つまり、不倫や浮気をする方は一般人であっても存在するということ。今の環境に飽きたのか、イケナイ事がしたいのか理由は人それぞれ。

しかし、それでも浮気をしてしまうというのは、人間なら誰しもが持つ遺伝子にそう刻まれているからなのかもしれません。

人間が持つ”遺伝子”とは？

さて、まず遺伝子とは何かざっと説明しておきましょう。簡単に言えば、私たちが人間であるかやそれぞれの個性について書かれている落書き帳のようなもの。特定の役割を持つと考えられている遺伝子が存在し、その遺伝子に書き込まれた内容を見ることでその人の個性について知ることができるようになっているのです。

もちろん、遺伝子だけで因果関係がそうであると100%言い切れない遺伝子もありますが、そのような傾向が強いとまでは言うことができます。さて、不倫や浮気についてはどうでしょうか？

利己的行動を引き起こす不倫遺伝子AVPR1A

すでに結婚しているにもかかわらず、他の人をパートナーにしようとする行為。それは本来、あまりにも利己的な行為です。

このような利己的行動を起こす原因となるのは、利己的であるかどうかを示すAVPR1A遺伝子にあるといわれています。

不倫遺伝子(AVPR1A)遺伝子とは

人間が利己的欲求を満たすために積極的に動くかどうかを決める遺伝子のこと。この遺伝子が通常と異なる変異型である場合、不倫や浮気に走る可能性が高くなります。

この遺伝子が変異している場合、より強く利己的欲求を満たそうとします。これが恋愛感情や男女関係に結び付くことで不倫や浮気につながるというわけです。なお、この遺伝子の変異型を持っている場合に傾向が大きくなるという点には注意です。

冒険心に関する不倫遺伝子DRD4

さて、不倫や浮気のようなアブナイ関係になりたいと考えること。これは危険な火遊びをしてみたいという、冒険心が強いということができます。 実はこの冒険心についても、その冒険心の強さを示すDRD4遺伝子を持っているのです。

不倫遺伝子(DRD4)とは

人間の冒険心にかかわる遺伝子のこと。この遺伝子が特定の型に変異していると、刺激を求める行動を引き起こします。これにより、不倫や浮気で良くある一夜限りの関係を持つ傾向が高くなるというわけです。

不倫や浮気とは違いますが、この遺伝子は刺激を求めるという点でアルコール依存症・ギャンブル依存症ともかかわりを持つ遺伝子としても知られています。冒険心が強い人ほど、不倫や浮気に対する行動もアクティブになってくる傾向にあるのです。

不倫・浮気もある意味では能力？

今回は不倫や浮気を引き起こす遺伝子について紹介しました。これらの遺伝子により、脳が快感に思うことを行動として実行しやすくなってしまうわけです。利己的・冒険心の強さなど、人間の感性にかかわるため、不倫や浮気もある意味では人間の持つ能力ということができます。

ただし、これらの能力遺伝子だけでその人の行動すべてが決まるわけではありません。それは遺伝子以外にも自分自身の置かれている生活環境にその感性が左右されることは大いにあり得るからです。

つまり男女関係1つにおいても、普段パートナーとどのように接しているかで不倫や浮気のされやすさが違ってくるともいえるわけです。

不倫の原因はお互いの理解不足

現在のところ、不倫遺伝子を検査できるキットはありません。しかし、不倫の原因を知ることで予防することはできます。

不倫遺伝子をもっているからといって、全員が不倫・浮気をするわけではありません。不倫を遺伝子のせいにしてしまうのではなく、なぜそこに行きついたのか？「不倫・浮気の原因」を考えることが大事です。
以下のコラム記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。

破局の原因は不倫ではなくお互いの理解不足にあり！？

不倫につながる遺伝子の検査ができるキット

不倫遺伝子を検査できるキットは今のところありませんが、リスク回避や好奇心の強さなど、不倫に繋がる可能性のある遺伝子を検査することは可能です。
（2018年10月現在）

DNA FACTORの大人の能力遺伝子検査やジーンライフ マイセルフ2.0では、人の性格や行動に関する遺伝子を検査します。

また、ジーンパートナーでは異性との遺伝的な相性を調べることができます。

自分やパートナーの遺伝的な性格、相性を知れば、不倫と無縁の生活を送るのも不可能ではない！？