
ファインシードの「遺伝子博士 ダイエット遺伝子検査キット」を体験しました。 肥満タイプが動物イラストで分けてあり、ダイエットに役立つ肥満遺伝子検査の中でも人気の商品です。
「太れ」とは言われても「痩せろ」とは言われない痩せ型人間が、ダイエット遺伝子検査キットを受けるとどうなるのか?太る要因となる遺伝子は持っているのか…?
キットの中身はもちろん、実際の検査結果と体験レビューをご紹介します。
※個人情報保護のため、受検者の名前やIDに関する箇所は伏せています。
もくじ
遺伝子博士ダイエットとは?
太る要因を知りダイエットができる遺伝子検査
「遺伝的な太る要因を知り、効果的なダイエットをする」のが肥満遺伝子検査です。肥満タイプと自分に合った食品や運動方法などがわかり、より効果的・効率的なダイエットができる、というのが遺伝子検査の魅力です。
ところが、私は身長161cmの47.5kgで、自分でもわかるくらい痩せすぎ体型です。「太れ」と言われることはあっても、「痩せろ」とはまず言われません。 本当はもう少し筋肉をつけて体重を増やしたいのですが、かれこれ10年以上はこのバランスをキープしてしまっています。
なぜ自分にダイエットの案件がまわってきてしまったのだろう…と考え始めると不毛なので、ここはひとつ「痩せた人に対してどういった検査結果がくるのか?」という、半ば実験のような体験談にしてしまおうと思います。
ライフスタイル改善アドバイスがもらえるようなので、自分の体に合った鍛え方がわかるのではないか?という期待も込めて……
キットの中身

検査キットの箱(写真上部)の他に、遺伝子博士ダイエットについての紹介や、「お客様の声」が書かれた紙が同封されています。
エイジングケアシャンプーSCALP CELEB(スカルプセレブ)の試供品も入っていました。

コンパクトな箱に採取棒が入っています。遺伝子検査の流れや同封書類についての説明書なども入っています。 箱には検査結果を見るために必要な検査IDとパスワードが記載されているので、結果がわかるまで無くさないようにしなければいけません。
採取の方法などについては、商品の詳細ページをご覧ください。
遺伝子博士ダイエットの検査結果
結果はアプリで見れる

返送後の試料受領メールから解析に11日(注文からは21日)かかりました。解析には3~4週間かかるとのことでしたが、だいぶ早く終わりましたね。

遺伝子博士ダイエットの検査結果は専用アプリで見れます。キットの箱に書いてあった検査IDとパスワードでログインし、検査結果を見てみましょう!
筋肉不足のナマケモノと判明

私の体質タイプは「筋肉不足のナマケモノ」でした!筋肉をつけるとチーターになれるそうです。アスリート体型ですね。たぶん。
代謝の低いナマケモノ、瞬発力重視のチーター
遺伝子博士ダイエットでは33種類の動物が用意してあるそうですが、自分はなぜこの2種類になったのか?少し気になったのでナマケモノとチーターを調べてみました。
後述しますが、この2種類の動物こそ体質をぴったり表しているのです!
動きすぎると死んでしまう

ナマケモノは生涯のほとんどを木の上で過ごし、地上に降りるのは週に1回程度だそうです。(排せつのためだけ)
基礎代謝がものすごく低く、1日8gほどの葉っぱや苔を食べるだけで生きているとか。
代謝が低すぎて、体を動かしすぎるとエネルギーが不足して死んでしまうそうです。なんて極端な動物! もっとうまい進化はできなかったものか?と思ってしまいますが、それでも寿命は10数年あるらしいので、きちんと環境に適応できているようです。
短距離走にすべてをかける

一方のチーターは、同じネコ科でもライオンやトラと比べてかなり細身で小柄です。
短距離を走るのに適した体をしており、時速80~110kmものスピードが出るそうです。 猫といえば爪を引っ込めることができますが、チーターにはできません。しかしこの爪は獲物を捕らえるためというより、野球やサッカーのスパイクシューズのように走るための爪なのです。
ただし数百メートル程度しか走れず、一度狙った獲物だけを追いかけるそうです。 持久力がほとんどない、瞬発力に特化した体ということですね。
太りにくいが筋肉もつきづらい

体質の特徴についての解説を読むと、糖質や脂質で太るリスクは低く、太りにくい体質とのこと。
昔、よく夜中にカップ麺を食べていて、家族から「そんなに食べてなんで太らないの?」と言われたことがあります。自分でもなぜ太らないのか分かりませんでしたが、遺伝子が答えだったというわけです!
脂肪がつきづらい反面、筋肉もつきづらいという弱点があるそうです。加齢とともに基礎代謝が低下してくるので、筋肉量を増やすと良いとのこと。 食生活としては、タンパク質を減らさないように注意だそうです。肉を食えということですね!
若い頃は痩せていて、歳をとると太る!?

太るリスクがあると判定された「たんぱく質リスク」の詳細を見ると、「筋肉不足による肥満になりやすい」とあります。
遺伝的に基礎代謝が高めらしく、若い頃はほっそりしている人が多いタイプだそうです。 しかし!「筋肉がつきにくく基礎代謝が上がりにくい」ので、歳をとって筋力が落ちると、急激に太る危険性があるとのこと!一度太ると痩せにくく、ダイエットが難しいとも書かれています。
びっくりするほど当たっています! 30代になってから体力の低下を感じるので、筋トレをさぼると現実になりそうです。「昔はすごく痩せていたのに…」なんて言われたくありません!
食事制限はNG!たんぱく質を優先すべき体質

食生活のアドバイスによると、「食事制限せずしっかり食べる」「胃腸に負担をかけない」「たんぱく質系を先に食べる(吸収する)」といった対策が提案されています。
筋肉不足がリスクになる体質なので、食事制限をすると筋肉がつかず、逆に太りやすい体になってしまうということが強調されています。 「ダイエット=食事制限」と思う方は多いかもしれませんが、体質によっては「食べないことで太りやすくなる」人もいるということ!
胃腸が弱い傾向のあるタイプで、肉は消化を助けるイチジクやパイナップルなどと一緒に食べるといいそうです。肉+パイナップルはレストランでも見かける組み合わせですね!実は合理的な理由があったんだなと納得しました。
まさかの間食推奨

ダイエットのアドバイスとして「間食はおすすめ!」と書かれているとは思いませんでした。食事でたんぱく質を十分摂るのが難しいので、間食を利用して補うということだそうです。
間食といってもたんぱく質が目的なので、勧められているのはナッツやヨーグルトなどです。どちらも好物なので助かりました。ナッツやヨーグルトが苦手な人はプロテインでもいいですね。 無性にナッツが食べたくなることがあるのですが、体がタンパク質を求めているのかもしれません!
有酸素運動ではなく筋トレが適している

「ハードな有酸素運動は控える」とアドバイスされています。長時間の有酸素運動よりも、重めのウエイトを使ってしっかりと筋肉に刺激を与えるのが効果的とのこと。
たしかにマラソンランナーのような長距離走る有酸素運動を行っている人は、かなり細い人が多いです。というのも、長いこと有酸素運動を続けると、人間の体は「筋肉をエネルギーに換えてしまう」そうです。 筋肉をつけないといけないのに、消費していては意味がありません!筋肉は刺激を受けることで体が増やそうとするので、有酸素運動ではなく無酸素運動、つまり筋トレが最適なのです。
このように、自分の体質がわかれば適した運動も変わってくるというわけですね。
検査を受けて変えた生活
一日中パソコンと向かい合っている仕事なので、運動不足は気になっていました。食が細い方なので太ることもないのですが、筋力や体力の低下は感じます。 体力の低下を補うため、仕事が終わってから軽くランニングをするようにしていました。(といっても空腹な状態で走るので、大した距離は走りません)
しかし上記の通り、ランニングのような運動は自分の体質に合っていません。むしろ筋肉を消費する原因になるので逆効果!
そこでアドバイスにあったウエイトトレーニングを導入するため、ダンベルセットを買いました! 毎日ダンベルを持ち上げていると、次第に持てる重さが上がってきました。着実に筋肉がついていると実感できます。代謝が上がり、将来的な肥満から遠ざかることができたように感じられます!
まとめ
検査結果やアドバイスを読んでいると、「筋肉不足で基礎代謝が低いナマケモノ」から「有酸素運動ではなく瞬発力を重視した肉食のチーター」を目指そう!というのがすごく伝わってきました。自分の肥満タイプを表すのは、なるほどこの2種類なのだろうと納得できました。
痩せている人間が肥満遺伝子検査やって意味あるの?と思っていましたが、むしろ「将来的な肥満を予防するためにどうするか?」をしっかり考える良い機会になりました!
体験した商品
体験談に挙げた検査結果はごく一部です。レポートには体質についての細かい項目や解説・アドバイスが載っています。
自分に適したダイエットがわからない、全然効果が出ない、将来的な肥満を予防したい、という方におすすめ!