
血液型遺伝子検査では、AO、BO、OOといった遺伝子型の血液型がわかります。血液型遺伝子検査キットを選ぶ際に見比べるべきポイントや、特におすすめの商品をご紹介します。
もくじ
血液型遺伝子検査の比較ポイント
血液型遺伝子検査って?
血液型遺伝子検査では、通常の血液型検査ではわからない「AA、AO」といった「遺伝子型」の血液型がわかります。
遺伝子は唾液などから検査できるので、血液が不要な血液型検査です。
遺伝子型の血液型については、以下の基本情報ページをご覧ください。 参考:血液型遺伝子検査とは
検査内容の違い
遺伝子検査による血液型検査
遺伝子検査による血液型は、AA、AO、BB、BO、OO、ABの6種類で判定します。遺伝子型の検査であれば、病院でも検査キットでも同じです。
遺伝子検査には、検査するための検体(サンプル)を採取する必要があります。血液だけでなく、唾液や口内粘膜(細胞)を検体として使うこともできます。(毛髪や爪など、DNA抽出ができれば検査可能) 遺伝子検査キットでは、専用の綿棒で口内粘膜を採取するのが一般的です。
一般的な血液型検査
献血や病院などで行われる血液型検査では、採血による検査が基本です。 抗体と抗原を調べて血液型判定をするのが一般的です。血液を5mlほど採取し、試薬に混ぜて反応を見ます。
この方法では、AA、AOといった遺伝子型はわかりません。この場合はA、B、O、ABといった表現型の血液型がわかります。
遺伝子検査(病院、研究機関) | 遺伝子検査キット | 献血、病院 | |
---|---|---|---|
わかること | 遺伝子型血液型 | 遺伝子型血液型 | 表現型血液型 |
採取する検体 | 機関によって異なる(血液、唾液、口内粘膜など) | 口内粘膜 | 血液 |
価格の相場は?
血液型検査は、方法によって金額に差が出てきます。
遺伝子検査
遺伝子検査を取り扱う病院や、DNA鑑定などを行っているような研究機関でも血液型の検査をしているところがありますが、1件で数万円と高額です。
血でできたシミ・血痕などから調査することもでき、裁判所や警察などが利用する場合もあります。法的効力を持たせるため検査も綿密になり、費用も高額になっています。
遺伝子検査キットであれば、検査内容を簡略化することで安くなっています。15,000円くらいが相場です。
採血による検査
病院で採血し抗体を調べる血液型検査の費用は、1,000~3,000円くらいです。
献血であれば無料で検査してもらえますが、最低でも200ml以上採血します。また、年齢も16~69歳に限定されていたり、病気の有無など制限があるので、血液型の検査としてはおすすめしません。
遺伝子検査(病院、研究機関) | 遺伝子検査キット | 献血 | 病院 | |
---|---|---|---|---|
採取する検体 | 機関によって異なる(血液、唾液、口内粘膜など) | 口内粘膜 | 血液 | 血液 |
相場 | 数万円 | 15,000円 | 無料 | 1,000~3,000円 |
子どもの血液型が知りたい場合
子どもの血液は、3~4歳くらいまで安定しません。それまでに血液型の検査をしても、成長してから検査したときに血液型が異なる可能性があります。
1980年代頃までは、病院で生まれたばかりの赤ちゃんの血液型が検査されていました。しかし上記のように、大人になってから血液型が異なるという事態が多発したため、現在は基本的に新生児の血液による血液型検査は行われていません。
一方、遺伝子の情報は生まれてからずっと変わりません。遺伝子検査であれば、新生児でも正確な血液型を知ることができます。 産まれたばかりの赤ちゃんの血液型を知りたい場合は、遺伝子検査がいいでしょう。
おすすめの遺伝子検査キットランキング
ヒメナのABO式血液型遺伝子検査キット

特徴
- AA、AOといった遺伝子型血液型がわかる
- 専用綿棒で口の中をこするだけで検査できる
- 採血不要なので、小さな子どもでも安心
- 新生児でも正しい血液型がわかる
ヒメナ・アンド・カンパニーのヒメナのABO式血液型遺伝子検査キットは、代表的な血液型遺伝子検査キットです。
一般的な血液型検査と違い採血が必要なく、専用綿棒(スワブ)で口の中をこするだけで検査できます。小さなお子様や注射・採血が苦手な方でも安心。
対象年齢は無いので、産まれたばかりの赤ちゃんの血液型を知りたいという方にもおすすめです。
その他の血液型遺伝子検査キット
まとめ
「ヒメナのABO式 血液型遺伝子検査キット」は、専用綿棒で口の中をこするだけで遺伝子型の血液型がわかる画期的な商品です。 血液が不要なので、産まれたばかりの赤ちゃんでも安心して使えます。