
太る要因が遺伝子でわかり、ダイエットに活かすことができる肥満遺伝子検査キット。キットを選ぶ際に見比べるべきポイントや、とくにおすすめの商品、検査結果をどのように活かすかなどをご紹介します。
もくじ
肥満遺伝子検査の比較ポイント
肥満遺伝子検査って?
遺伝子のタイプによって太る要因がわかるのが肥満遺伝子検査です。 太りやすい要因がわかれば、最適な食生活や運動方法などがわかるので、もうダイエット方法で悩むことはありません。
肥満遺伝子検査については、以下の基本情報ページをご覧ください。 参考:肥満遺伝子検査とは
検査内容の違い
肥満遺伝子検査キットの検査内容はどれもほぼ同じです。 基本的には、糖質・脂質・タンパク質のどれに太る要因があるかを調べます。商品によっては太る要因の組み合わせによって細かくタイプ分けし、別々のアドバイス・肥満対策を教えてくれるものもあります。
肥満タイプ以外にも、病気のかかりやすさや肌質、祖先のルーツやお酒の強さなども一緒に調べることができるキットもあります。 肥満遺伝子を調べるだけでいいのか、他の遺伝子も一緒に調べたいのかで選ぶといいと思います。
アフターケアの違い
商品によって、検査後のアフターケアに大きな差があります。
自分の肥満タイプに合わせてスマホアプリでダイエットのサポートをしてくれたり、タイプに合ったサプリメントを提供していたりとさまざまです。
遺伝子検査をどのようにダイエットに活かしたいか決めておくと選びやすいと思います。

価格の相場は?
肥満遺伝子検査キットの相場は4~7千円くらいです。安いもので4千円、高いものは2万円~10万円の商品もあります。

肥満遺伝子だけを調べるものは安く、他の遺伝子も一緒に検査するものは基本的に高くなります。 ただ、さまざまな遺伝子を同時に調べる総合系のキットは内容の割に安くなっていることが多いので、検査項目数で価格を考えると総合系キットの方がお得です。
アプリなど、追加のサービスが多くついているものほど高くなりがちで、エステサロンなどで受けると、追加で人件費がかかったりします。
肥満遺伝子だけを知ればいいのか、他に調べたい遺伝子があるのか。どういった検査を受け、どんなサービスを受けたいかで決めましょう。
おすすめの遺伝子検査キットランキング
肥満遺伝子検査キットはとても種類が多く、実際に試すとなるとどれにしたらいいのか迷ってしまうと思います。
10種類以上ある肥満遺伝子検査キットの中から、当サイトがとくにおすすめするキットをご紹介します。
ジーンライフ ジェネシス2.0

特徴
- 4つの肥満タイプで分類
- 適した食生活・運動方法がわかる
- 病気のかかりやすさ、肌質、祖先のルーツなど、肥満タイプの他にもたくさんの項目を一度に検査
ジェネシスヘルスケアのGeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)は、ジーンライフ ダイエットと同様、4つの肥満タイプで分類します。

ジーンライフ ダイエットと違い、レシピブックはついていませんが、総合的な遺伝子検査キットなのでさまざまな遺伝的体質が一度にわかります。 肥満遺伝子の他にも、肌質や祖先のルーツ、がんなどの病気のかかりやすさ、お酒の強さ、能力など360もの項目が揃っています。
ダイエットだけでなく、スキンケアや病気の予防などにも遺伝子検査を活かしたい人、祖先にルーツなどを知りたい人におすすめです。

GeneLife Genesis 2.0 Plus(ジーンライフ ジェネシス プラス)
かかりやすい病気、太る要因、肌質、祖先のルーツ、お酒の強さなど、さまざまな病気・体質に関する項目を一度に検査できるキットです。 総合価格¥14,900
ジーンライフ ダイエット

特徴
- 4つの肥満タイプで分類
- 適した食生活・運動方法がわかる
- レシピブックで自分の体質に合った食材・調理方法がわかる
ジェネシスヘルスケアのGeneLife DIET(ジーンライフ ダイエット) 肥満遺伝子検査キットは、太りやすい要因によってりんご型、洋なし型、バナナ型、アダム・イヴ型という4つの肥満タイプに分類されます。

検査結果報告書と別に、肥満タイプに最適な献立や食べ方などが書かれたレシピブックがついています。自分で料理をする人、主に食生活から改善したい人におすすめ!
その他の肥満遺伝子検査キット
まとめ
「ジーンライフ ジェネシス2.0」はダイエットに活かせるだけでなく、肌質タイプや運動能力もわかるので、スキンケアや適した運動などもわかります。美容全般に役立ちます。 また、かかりやすい病気のリスク、祖先のルーツ、さまざまな体質もわかるので、とくにおすすめのキットです。
肥満タイプを動物で表現した「遺伝子博士ダイエット」は、あなたの遺伝子型によって細かく肥満タイプが分類されるので、より的確なダイエットアドバイスがもらえます。
「ジーンライフ ダイエット」は3,980円と肥満遺伝子検査キットの中では安いので手ごろなキットです。レシピブックがついているので、食生活から改善したい人におすすめ!
ダイエットを成功させるには
検査結果をダイエットに活かす
遺伝子検査で太る要因がわかっても、行動しなければ意味がありません!
検査を受けて生活改善するまでが、遺伝子検査ダイエットです。
肥満遺伝子検査でわかる代表的な4つのタイプについて、おすすめのダイエット方法をご紹介します。
糖質代謝リスクタイプ(りんご型)のダイエット方法
糖分の分解が苦手な人は、糖分を筋肉に取り込む働きが弱く、余った糖が内臓脂肪に蓄えられがちです。お腹周りから太る傾向があります。
糖質で太りやすいので、糖質制限ダイエットが効果的です。
糖質制限しすぎは注意
糖質制限しすぎると、脳の糖質が不足して体内のアミノ酸が糖に変換されます。 このアミノ酸は筋肉を分解して発生するので、脂肪が燃焼しづらい体になってしまいます。
糖質は筋肉の増加にも必要なので、糖質ゼロのように極端な制限は避けましょう。
筋肉がつくと脂肪が落としやすくなり、痩せやすい体になります。
おすすめ糖質制限方法
糖質制限にはいろいろな方法がありますが、中でも簡単でおすすめなのは置き換えダイエットです。
1日3食のうち、1食だけダイエット食品に「置き換える」だけ。 元モーニング娘の中澤裕子さん(2か月で-6.8kg)、漫画家の浜田ブリトニーさん(2か月半で-10kg)など、実際に成功した有名人もたくさんいます。
糖質制限に有効な酵素ドリンク

糖質代謝リスクのある人にとって、糖質の高いものと置き換えても何の意味もありません。おすすめは酵素ドリンク「みらいのこうそ」です。
多くの酵素ドリンクは約60%が砂糖でできており、糖質制限目的の置き換えダイエットには向いていません。 しかし「みらいのこうそ」は砂糖を使わず、乳酸菌と酵母によって発酵させているので、糖質制限しながら置き換えダイエットができます。
粉末なのでいろいろな食材と合わせて使うことができ、味に飽きることなく続けることができます。
脂質代謝リスクタイプ(洋なし型)のダイエット方法
遺伝的に脂質の代謝が苦手な人は、褐色脂肪細胞で熱を生み出す機能がうまく働かず、体脂肪の燃焼効率が悪い体質です。
主に油分・脂質で太り、お尻や太ももなど下半身に脂肪がつきやすい特徴があります。体が冷えやすく、皮下脂肪の燃焼に難があります。
揚げ物や脂身、クリームなどを控えるようにしましょう。
オイルダイエットは逆効果!
MCTオイルと糖質制限によって、体脂肪を分解しやすくするのが「オイルダイエット」です。
無味無臭のオイルを料理や飲み物に混ぜるだけで痩せやすい体になれるという手軽なダイエット方法ですが、脂肪で太りやすい人に油は大敵! 油分の分解が苦手なのでかえって脂肪を蓄えてしまいます。
太る要因が糖質ではないので、糖質制限の効果が無いのもマイナスポイント。
下半身中心の運動がおすすめ
脂質代謝リスクのある人は、下半身中心のエクササイズやストレッチを採り入れましょう。ジョギングなど、主に足腰を使う運動がおすすめです。

GPS機能のついたスポーツウォッチなら、距離、速度、運動時間、消費カロリー、心拍数などなど、運動内容がデータとして見れます。
PCに接続すれば、時計で取得したデータを管理できます。 きちんと数字として出るので、ダイエット・健康管理はもちろん、自分がどれだけ頑張っているか見ることができ、モチベーション維持にもつながります!
タンパク質リスクタイプ(バナナ型)のダイエット方法
遺伝的にタンパク質の吸収に難があるタイプの人は、太りづらいものの痩せづらい体質です。
基礎代謝が高く、脂肪の分解が早い体質で、基本的には太ることがありません。 このタイプで太っている場合、筋肉が不足している可能性大です。
将来的な肥満に注意!
昔は痩せていたのに…と言われるのがこのタイプ。加齢とともに筋肉が落ち、基礎代謝が低下することで太りやすくなります。
たんぱく質が吸収しづらく、筋肉がつきにくいので、太り始めてから痩せるのに苦労します。
痩せるというより、まずは筋肉をつけることを考えましょう!筋肉をつけて、痩せやすい体を作ることが大切です。
ジョギングより筋トレ!
ジョギングやランニングなどの有酸素運動は、長時間続けると脂肪とともに筋肉をも養分として消費していまいます。 タンパク質リスクのある人は筋肉をつけることが第一なので、これは逆効果!
筋肉をつけるには、筋肉に負荷をかけるトレーニング(筋トレ)が最適です。

筋トレには、重さを変えられるダンベルを使うのがベストです。
10回持ち上げるのにぎりぎりの重さが、最も筋肉が鍛えられます。10回やっても「まだいけそう」と思えて来たら、ダンベルを少し重くしましょう。
毎日寝る前に1セット続けるだけでも、着実に筋肉がついてきます!
遺伝的肥満要因が無い人はどうすれば…?
日本人には4%しかいないと言われていますが、遺伝子に太る要因がないタイプ(いわゆるアダム・イヴ型)の人もいます。
このタイプの人は最も太りづらい体質ですが、もし太っている場合は生活習慣が原因です。
運動不足で筋肉が少なく、1日の消費カロリーより多く食べている、という可能性があります。
筋肉をつけて基礎代謝を上げ、食べ過ぎに注意しましょう。 糖質・脂質・タンパク質などとくに気にする必要はありませんが、バランスの良い食事を心がけることが大切です。