30年以上知らなった血液型がついに判明…ヒメナ遺伝子検査キット体験談

血液型を知らない人生

今年で32歳。いままで自分の血液型を知らずに過ごしてきました。
昔は生まれてすぐ血液型の検査が行われていたようですが、血液型は3歳くらいまで安定しないという理由で、現在は新生児の血液型検査は行われていないそうです。

昭和50年代までは新生児の検査をするのが当たり前だったようですが、私は昭和60年生まれ。ちょうど検査が行われなくなってきた時代です。おそらく、私と同年代かそれ以下の年齢の方は、自分の血液型を知らないという方も多いのではないでしょうか。

血液型を知らなくてもとくに困ることはないのですが、血液型の話になったときに「自分は知らない」と答えるしかないのは少々悲しいものがあります。
両親はA型とO型なので、自分もAかOだとは思うのですが、やはり検査していないのではっきり答えは出ません。（ひょっとしたら稀血の可能性も…）

採血は嫌だけど血液型は知りたい

血液型を知るには、献血にいくか病院で調べてもらう、あるいは事故などで入院する必要があります。
幸い事故にも無縁の人生だったのですが、私は大の採血嫌いです。いい歳をして注射が嫌いというのもありますが、血を抜かれるという感覚がなんとも気持ち悪いのです。倒れるほどではないにせよ、血の話をするだけでもぼーっとしてきます。前世で何かあったのかもしれません。

健康診断で採血がありますが、なぜか血液型は教えてくれないのです。ついでに調べてくれよ…と思うのですが、健康診断とは関係ない検査までやってくれるわけないですね。

占いを逆利用し自分の血液型を予想

自分の血液型を知らないせいか、血液型占いとか性格・相性診断のようなものには興味がありました。人の血液型を聞いては、この人は～型だからこういうタイプ、とよく想像しています。あるいは、この人はこういう性格だから、おそらく～型だろう、と想像するのも好きです。

でも想像と実際の血液型は違う、というのはよくあるパターン。予想外というのも、性格から血液型を推理する楽しみでもあります。

自分の血液型についても、両親の血液型という公開情報、自分の言動や他人からの予想をもとに推理すると、恐らくO型であろうと思って生きてきました。（ひょっとしたらAかも、と思う部分もあります）
しかしどんなに予想しようと、検査しない限りいつまでたっても明確な答えはでません。でも献血や採血は嫌なのです。困ったものです。

遺伝子で血液型がわかる

血を抜かれずに血液型を知る方法は無いものか？そう思い続けて知ったのがヒメナのABO式血液型遺伝子検査です。
最初は遺伝子で血液型がわかるの？と思いましたが、血液型を決める抗体は遺伝子が決めるもの。遺伝子で血液型がわかるのは当たり前なんですね。

誰がこのキットを体験するか、という話になったときは、有無を言わさず自分がやると通しました。血液型を知らなかったのが私だけだったというのもあるのですが…(笑)

ヒメナの血液型遺伝子検査キット

9月29日（金）に注文、10月2日（火）に商品発送のメールが届き、10月4日（水）に商品が到着しました。

プラスチックでできたキットの箱、納品書、注意書き、公式サイトにも掲載されている漫画が入っています。

今回は綿棒タイプの採取キットです。検査精度を上げるため2本入っています。
採取の方法などについては、商品の詳細ページをご覧ください。

参考：ヒメナ ABO式血液型遺伝子検査キット商品情報

血液型が判明！

10月23日にヒメナから検査完了と報告書発送についてのメールがあり、26日に検査結果が届きました。

10月6日に試料返送したので、解析完了まで17日かかりました。返送試料が検査機関に着くまで2～3日かかっていると思われるので、実際の解析期間は2週間くらいでしょう。

注文からのトータルで計算すると、9月29日注文・10月26日に結果受け取りで、約1か月かかりました。やっぱり遺伝子検査って1～2か月かかってしまいますね。

検査結果報告書の内容

検査結果はクリアファイルに入っています。報告書送付の案内書と、検査キットと同様の真っ赤な表紙です。
冊子ではなく、A4サイズの報告書が数枚入っている感じです。

これをめくると、31年間知らなかった自分の事実が明らかになってしまいます。見たいけど、ちょっと恐ろしい…合格発表や進路決定を知るのに似ているかもしれません。人生の何かが変わってしまうような気分です。

そう、これを知ることで「血液型不明の人物」であることを捨てなければいけません。「謎の人物」と思われている方がなんとなく気持ちいいので、覚悟が必要です。

検査だけやって結果を見ないのも意味不明なので、意を決して検査結果を見ます！

…A型でした。まわりにはよくO型と言われていたので驚きです。蚊に血を吸われやすいからO型と言われていたのは何だったのか、と思えてきます。

両親がAとOなので、遺伝子型がAOというのは納得です。O型遺伝子は潜性なので、Aと一緒の場合は血液の成分に影響しません。
ひょっとしたらBかABかもという謎の期待を抱いていましたが、そんなことはありませんでした。いわゆる稀血（まれけつ）だったら検査結果が出ないかも…という心配も不要でした。

他にも、報告書には血液型と遺伝子についてのコラムや、両親や祖父母からどのように遺伝するかという内容も載っています。

血液型を知ってしまった感想

しかし31歳にもなって自分のことを突きつけられるとは、すごく不思議な気持ちです。今までAとOの中立的な立場という感覚でしたが、これからはA型として生きなくてはいけません。
自分が自分でないような、生まれ変わったような感覚さえ覚えます。

でも、これからは「A型です！」と堂々と言えるようになると思えば、すがすがしくもあります。血液型の記入欄を空白にしたり、「不明」と書く必要もありません。よくわからないままさまよっていた荒野に、いきなり道ができたような感じです。
今まで血液型の話をしてきた人に、自分の血液型を打ち明けたい気持ちでいっぱいです！

AO型ということは、もしBO型の人との間に子供ができたら、すべての血液型が産まれる可能性があります。相手がBBかABなら、O型は産まれません。相手がAかOであれば、私と同じくAかOのどちらかです。
遺伝子型の血液型を知っていると、こういう妄想もできるようになって面白いものです。

ずっと知りたかったけども、採血が嫌で手を出さなかった血液型検査。単に血液型がわかるだけでなく、遺伝子型まで判明したのは、普通の血液検査じゃなくて良かったなと思います。