
蒸し暑い夏が去り、過ごしやすい気候になる秋。気候的には過ごしやすくなっても、肌には夏の疲れが残っています。朝晩の気温差が大きくなり、寒冷・乾燥などにさらされるので、知らぬ間に「秋枯れ肌」になってしまうかも!とくに乾燥肌・敏感肌などの遺伝的リスクが高い体質の人は要注意!
秋枯れ肌と乾燥肌リスク遺伝子
夏の強い紫外線の影響で肌にダメージが残っており、保湿機能やバリア機能が低下しているところへ秋の寒冷・乾燥が襲ってくると、秋枯れ肌を生み出してしまいます。この時期とくに以下に当てはまる人は秋枯れ肌かも…
- 肌のツヤ、なめらかさが無くカサカサしている
- 肌が分厚く硬くなったようなゴワゴワ感がある
- ハリが無く、しぼんでいる
- 全体的にくすんでいる
- 敏感肌になっている(ひりひりする、赤くなる)
秋枯れ肌の原因
秋枯れ肌は紫外線による角質層のダメージと、肌の乾燥が主な原因です。 本来、肌の表面には皮膚細胞がキレイに並んでいます。皮膚細胞がキレイに並んでいると、すべすべした手触りです。しかし強い紫外線を浴びると、細胞の並びが乱れてしまいスキマができます。ここから肌の内側の水分が蒸発してしまうので、乾燥してきます。乾燥することで肌のきめ細かさが失われ、かさつき、ゴワゴワの原因になります。
細胞のキメが乱れると、紫外線が角質層を通り抜けやすくなります。紫外線によって肌のハリ、弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンが壊され、全体がしぼんだ印象になります。 また角質層のバリア機能が低下してしまい、敏感肌になります。いつもなら大丈夫な化粧品の成分に肌が反応し、かぶれ、かゆみ、赤くなるといった症状がでてきます。
10代、20代の方は秋枯れ肌が気になることは少ないと思います。30歳くらいから肌の水分や皮脂の分泌量が低下してくるので、影響を受けやすくなってきます。 とくに乾燥肌・敏感肌のリスク遺伝子をもつ体質の人は、秋枯れ肌になりやすい体質といえます。乾燥肌・敏感肌に関係するFLG(フィラグリン)遺伝子の型によっては、天然保湿因子(NMF)が十分に作られず、肌が乾燥しやすい肌タイプである可能性があります。
秋枯れ肌を防ぐには
秋枯れ肌を防ぐには、紫外線のカットと保湿が基本です。秋になり日差しは弱くなっても、紫外線は相変わらず降り注いでいます。しみ・そばかすリスク遺伝子を持つ方は特に気が抜けません。 30歳以上の方は、保湿に加えて油分も補ってあげましょう。過剰なオイル保湿は毛穴づまりを起こし、ニキビ要因になるのでご注意。脂性肌リスクが高い遺伝子タイプの方は、油分を補うより他の対策を重視した方がいいでしょう。
このように、ひとくちに秋枯れ肌対策といっても、年齢や肌タイプによって重視すべきスキンケアが変わってきます。誰にでも当てはまる完璧なスキンケア方法はありません。自身の肌タイプと季節に合わせたスキンケア対策で、美肌を維持しましょう。
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