
人間に備わっている学習能力には、数多くの種類が存在します。情報を脳内に保持し引き出すめの「記憶力」から、データ分析を行いその関連を見出す「分析力」まで実にさまざま。
今回はその学習能力の中でも、数学的な考え方で物事を解決するための「数学的思考力」について取り上げていきます。数学的思考力とは日常生活での出来事を「○○であれば○○である」と命題のように置き換えて考える能力のことを言います。
簡単に言い換えれば、物事を論理的に捉えて解決に導くための能力のことですね。これらはトレーニングにより鍛えていくことができるのですが、そもそもの得意・不得意というのは自らが持つ遺伝子に左右される傾向にあるそう。
数学的思考力の得意・不得意を左右する遺伝子の部位
数学的に物事を命題づけて説明・解決に導けるかどうかは、体内に備わる遺伝子の一部rs789859のSNPに何が定義されているかによって変わります。
- 数学的思考力の強さを左右する遺伝子部位(rs789859)とは
- 人間の体内に備わる遺伝子部位(rs789859)は、数学的思考力の強さを左右します。これはLSG1遺伝子とFAM43A遺伝子の間に位置するもので、数学的思考の得意・不得意に関する情報が書き込まれています。
この遺伝子の部位は定義されている内容によって、複数のタイプに分類されることが知られています。
遺伝子部位の(rs789859)タイプ分類を確認しよう
数学的思考力にかかわるrs789859の中に「G」が書き込まれているほど、数学的思考が得意である可能性が高まります。
- GG型:数学的思考を得意とするタイプ。
- GT型:数学的思考がやや苦手なタイプ。
- TT型:数学的思考が苦手なタイプ。
この遺伝子部位におけるタイプを分類してみましたが、数学的思考が苦手なタイプに当てはまったからと言って悲観的になる必要はありません。人間の持つ思考力はトレーニングを行うなど、環境によって変化することが分かっています。
これらの結果を知ったうえで、どのようなトレーニングにあたるかが大事なのです。今回は人間の思考力の1つ「数学的思考力」について説明しました。自分自身の持つ能力遺伝子から学習能力の基本値を知ることで、新しい自分の発見につなげることができるのです。
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