難聴のなりやすさには遺伝子が関係!聴力低下の種類と予防方法

聞き耳を立てる人

普段意識することの少ない聴力。しかし聴力は20代から低下が始まり、人は知らずのうちに難聴への道を歩んでいるといえます。

聴力の低下や難聴には、遺伝子が関わっていることがわかっています。難聴の種類や予防方法もあわせてご紹介します。

聴力低下や難聴と予防方法

聴力の測り方

健康診断で行われる聴力検査では、1kHz(キロヘルツ)と4kHzの音を使用し、30dB(デシベル)以下の音を聴き取れるかどうかという判定を行います。

ヘルツは音の高さ(周波数)を表し、デシベルは音の大きさ(音量)を表します。

聴力は、「周波数ごとで聞こえる最も小さい音」の大きさで測定します。

難聴の程度

通常・難聴無し
0~20dB
軽度の難聴
21~40dB
中等度の難聴
41~65dB
高度の難聴
66~90dB
重度の難聴
91dB以上

年齢とともに高音が聴き取れなくなる

耳の内部

人間の耳は、最高で20kHzの音を聴き取ることができます。

高音の聴き取りは小中学生がピークで、加齢とともに低下していきます。

これは内耳(ないじ)の蝸牛(かぎゅう)という渦巻状の感覚器官が関係しています。器官内の有毛細胞が音を振動として感知し、電気信号として伝えます。
有毛細胞が老化することで、音の振動を伝えづらくなり、高音が聴き取りにくくなってきます。

モスキート音
公共の場で若者が集まり交通の妨げになるのを防ぐため、17kHz前後のキリキリとした不快な音を鳴らしていることがある。名称は蚊(英語でモスキート)の羽音に似ていることから。

聴力低下の種類

ひとことに聴力低下と言っても、聞こえなくなる音や要因によって種類があります。

電音(でんおん)難聴

外耳道や中耳で、音の伝わる経路がさえぎられることで発生する難聴です。低い音から高い音まで、小さな音が聴き取りづらくなります。

  • 耳垢の詰まり
  • 中耳の感染症
  • 中耳真珠腫(ちゅうじしんじゅしゅ)
  • 耳硬化症(じこうかしょう)

電音難聴には、上記のような原因があります。

電音難聴にも種類があり、補聴器を使用することで改善されることがあります。
医学的治療や外科手術が必要なものもあるので、電音難聴が疑われる場合は耳鼻科へ行きましょう。

感音(かんおん)難聴

音が耳から脳まで届く過程のうち、内耳や聴神経の障害によって起きるのが感音難聴です。
大きな音でさえ、しっかり聞こえないことがあります。

片方の耳だけの場合は「片耳感音難聴」といい、左右両方であれば「両耳感音難聴」と呼ばれます。

  • 加齢
  • 騒音
  • 遺伝的、先天的な病気
  • 病気や健康状態
  • 薬物・薬品
  • 頭部の外傷
  • 誕生時(妊娠時の注射、合併症、早産など)

感音難聴には、上記のような原因があります。加齢性難聴も感音難聴に含まれます。

感音難聴は医学的な改善は難しく、完全に治すことは困難とされています。

補聴器によって聞こえを改善することは可能です。
診断と治療のためには、まず耳鼻科の専門医に相談しましょう。

聴力や難聴にかかわる遺伝子

ジーンライフ ジェネシス2.0 聴力の検査結果 ジーンライフ ジェネシス2.0 聴力の検査結果
ジーンライフ ジェネシス2.0 聴力の検査結果
ジーンライフ ジェネシス2.0 加齢による難聴の検査結果 ジーンライフ ジェネシス2.0 加齢による難聴の検査結果
ジーンライフ ジェネシス2.0 加齢による難聴の検査結果

聴力や加齢による難聴のすすみやすさは遺伝子が関係していることがわかっています。

遺伝的に聴力が低い人や、難聴が進行しやすいと判定された人は、他の人に比べて耳の聞こえが悪くなりやすい体質です。
将来的な聴力低下を防ぐために、生活習慣を改善して予防しましょう。

聴力低下の予防方法

ビタミンBが有効

ビタミンB12には傷ついた末梢神経の修復を助ける働きがあり、難聴予防に有効です。

  • レバー
  • あさり
  • しじみ
  • さんま

ビタミンB12は、上記のような食品に多く含まれています。

好みのわかれる食品が多いので、苦手な方はサプリメントを使うのもいいと思います。


ワインやチョコレートで難聴予防

赤ワインに含まれる「レスベラトール」や、チョコレート(とくに、カカオ40%以上で苦味の強いダークチョコレート)に含まれる「亜鉛」が難聴予防に有効とされています。

レスベラトールは赤ブドウの表皮にある抗酸化物質で、コレステロールを低下させ炎症を軽減します。
高血圧・高血糖・高コレステロールが耳の血液循環を悪くし、難聴を進行させます。

1日グラス1杯程度の赤ワインが効果的です。
飲みすぎるとアルコールが脳幹などにダメージを与え、音の情報に脳が反応できなくなります。逆効果なので注意!

亜鉛は人の免疫システムを強化し、耳の感染症を防ぐ効果があります。また、急に耳が悪くなる「突発性難聴」の回復を手助けするともいわれています。

ステロイド剤と亜鉛を組み合わせることによって、難聴の回復率が格段に上がったという研究結果もあります。

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